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建築事業

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あらゆる分野の建築を手がける「総合力」で地域に実績

 
ナルセコーポレーションの建築部は、愛知県下を中心に公共施設から民間の建物まで、新築・増改築・耐震補強など幅広い分野の建築施工に携わっています。
手がける建物の種類も多岐にわたります。文化施設、学校、事務所ビルや工場などの業務施設、商業施設、集合住宅…。平成11年(1999年)にオープンした安城市レジャープール マーメイドパレスや地域の複合施設など、市民の皆様に親しまれている建物の施工にも多く携わってきました。鉄筋コンクリート造の大きな勾配屋根や大空間建築のように高い技術力を要する工事や工程管理の難しい工事でも、豊富な経験を有しています。あらゆるニーズに対応する総合力と、建設業登録してから約70年積み重ねてきた実績の下、発注者の皆様から高い評価を頂戴してきました。

私たちゼネコンの役割は、個々の施工作業を担う協力会社を率いつつ、設計者が描いた図面を具体的な建物として確実に実現すること。その過程では工程、品質、安全、コストの管理が重要となります。さらに最近は、工事や搬送に伴うCO2の削減や騒音をはじめとする近隣対策などの環境管理も欠かせません。
私たちは日々の作業を通してこれらの管理を徹底し、建物の品質と出来栄えの向上を図っています。公共事業では工事ごとに採点される「工事成績評定」、民間工事では工事後に行うお客様アンケートによる客観的な評価も踏まえて、工事に関する情報を社内で共有。過去の実績に甘んじることなく日常的に業務を改善しながら、顧客満足度の向上に努めます。

「先」を読んで準備する

建築工事は、私たちゼネコンの統括の下で多くの協力会社が作業を分担して進めていきます。それぞれの作業について深く細かいノウハウを持つ協力会社に対し、ゼネコンの現場監督は全体を広く見ながら工事をコントロールしていくのが役目です。多くの協力会社が備えている力をいかに引き出し、工事の品質を高めていくかに我々の手腕が問われています。
設計者から提示された図面を読み解き、鉄骨やコンクリートなどの必要な資材を調達し、適切な工事をするために必要な協力会社・職人や工場を手配する。敷地や周辺環境に応じて合理的な施工方法を考え、竣工時期を見据えて工程を組む。コンクリートを打設する場合には、気温や湿度に合わせて生コンクリートの調合を指示し、打ち込みの進行に応じて生コン車の到着時間を生コン工場に連絡する。会社と現場監督自身がもつ知見とノウハウを駆使しながら、適切な施工ができるようコントロールしていきます。

建築部部長 芳賀竜也
建築部部長 芳賀竜也

最近の夏季工事では暑さ対策も欠かせません。大きな現場では工事事務所の建物に散水して職人が少しでも体を休められるようにするといった工夫も大切です。コストは高くなっても、それ以上に職人たちの効率が高まります。
これらすべての作業を担う現場監督に求められるのは、「先を読む力」です。竣工までの工程を先読みし、起こりうる様々な出来事に対処できるよう準備しておく。設計者から渡された図面もそのまま鵜呑みせず、漏れや間違いはないか、きちんと施工できるかをチェックする。何カ月も先まで視野に入れる一方で、不測の事態が生じたら臨機応変に対処する必要があります。万全の準備をしても生じてしまう失敗は、社内で共有することが大切です。建築部では工事が終了するたびに担当者が現場での改善・工夫点を社内で報告し、全員で意見交換する機会を設けています。
私たち現場監督にとって、ちょっとした気配りや工夫によって工事が円滑に進んだり、お客様に喜ばれたりすることが次へのエネルギーへと結びつくもの。段取りがうまくいって美しく出来上がった屋根下地を見た瞬間などは大きな充足感で満たされるのです。

関係者全員の力を結集し、良い建築づくりに邁進します。